カートをみる マイページへログイン ご利用案内 お問い合せ サイトマップ
RSS
 

がんは裏切る細胞である 進化生物学から治療戦略へ

出版社:みすず書房
アシーナ・アクティピス・著・梶山あゆみ・訳
2021年12月10日 ISBN:9784622090601

がんは裏切る細胞である 進化生物学から治療戦略へ

価格:

3,520円 (税込)

購入数:
返品期限・条件 返品についての詳細はこちら

「がんは進化のプロセスそのものである」。無軌道に見えていたがん細胞のふるまいも、進化という観点から見れば理に適っている。がんの根絶をしゃにむに目指すのではない、がん細胞を「手なずける」という新しいパラダイムについて、進化生物学は原理的な理解をもたらしてくれる。 著者は、この新しい領域を開拓する研究者の一人。進化の視点の基本から説き起こし、協力し合う細胞共同体としての身体の動態や、その中で《裏切り》の生存戦略を選び取るがん細胞の生態を浮かび上がらせる。身体にとって、がん細胞の抑制はつねに大事なものとのトレードオフだ。そんな利害のせめぎあいを分析することにたけた進化生物学の視点から、がんの発生や進展を、あるいは遺伝子ネットワークや免疫系との関係を見直せば、たくさんのフレッシュな知見と問いが湧いてくる。そして最後に話題は新たな角度からの治療へと及ぶ。 がんの発生は、サボテンからヒトまで、ほとんどの多細胞生物に見られるきわめて根源的な現象だ。細胞生物学、腫瘍学から臨床にわたる、様々な個別の分野で蓄積されてきたがんの理解全体に対して、進化生物学はそれらをより基盤的なレベルで支える観点を提供していくことになるだろう。その本質に触れて、学べる一冊だ。 9784622090601

1 はじめに──がん、それは形を得た進化そのもの
2 がんはなぜ進化するのか
3 細胞同士の協力を裏切る
4 がんは胎内から墓場まで
5 がんはあらゆる多細胞生物に
6 がん細胞の知られざる生活
7 がんをいかにコントロールするか

ページトップへ